1: 白夜φ ★ 2014/01/11(土) 01:30:50.74 ID:???
60億光年彼方まで、誤差1%の精度で距離を測定
【2014年1月9日 カブリIPMU】
観測プロジェクト「バリオン音響振動分光サーベイ」で、60億光年彼方の銀河までの距離を誤差1%の高精度で測定することに成功した。
宇宙の膨張を加速させると考えられている謎のダークエネルギーの正体解明につながると期待される。
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米メキシコ州で行われている観測プロジェクト「バリオン音響振動分光サーベイ」(BOSS)で、60億光年彼方にある銀河までの距離を誤差1%の高精度で測定することに成功した。
これほどの高い精度で距離が測定できた天体は、従来は天の川銀河の中にある太陽から数千光年以内の星々だけだった。
今回の測定は、「バリオン音響振動」と呼ばれる、宇宙に存在する銀河の分布に周期的に現れる波紋を測定するという新しい手法で実施された。
近傍(現代)から遠方(昔)までおよそ120万個の銀河の位置を測定し、その密度分布から波紋の大きさ(みかけの角度)を観測すると、銀河までの正確な距離がわかる。
宇宙の歴史における各時代ごとの波紋の大きさを調べることにより、宇宙膨脹が時間と共にどのように変化してきたか、なぜ膨張が加速し始めたのか、手がかりを得ることができるという。 今回測定された銀河地図を利用した別の研究成果を、カブリIPMU特任研究員の斎藤俊さんらが発表している。
正体不明のエネルギー(ダークエネルギー)によると考えられている宇宙の加速膨張を、アインシュタインの重力理論の修正によって説明しようとする試みがあるが、この理論を検証したものだ。
斎藤さんらは、1億光年という大きなスケールで重力的に銀河がどう集まっているのかを観測し、赤方偏移歪みと呼ばれる効果を精密に測定して重力理論を検証した。
今回の観測では、アインシュタインの重力理論に修正が必要な積極的な証拠は見つからなかった。
赤方偏移歪みによる重力理論の検証は、宇宙加速膨張の謎に迫るうえで、バリオン音響振動による距離測定とは相補的な役割を果たすという。
現在のところBOSSプロジェクトの測定結果は、ダークエネルギーの働きは宇宙誕生以来変化していないことを示唆している。
現在の宇宙の姿や大規模構造を説明する宇宙モデルは、さらに裏付けを得て強固になっている。 (※参照リンク等は引用元でご覧ください)
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▽記事引用元 AstroArts 2014年1月9日配信記事
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/01/09boss/index-j.shtml バリオン音響振動の波紋

© By NASA
元スレ:http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1389371450/
3: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 01:47:38.75 ID:68O77IIz
60億光年で1%って、結構壮大な誤差じゃないの?
10: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 03:12:47.62 ID:pUs2SYcA
>>3 > 60億光年で1%って、結構壮大な誤差じゃないの?
何とぼけたこといっているんだよ。1%の誤差って天文学では(ry
ベテルギウス - Wikipedia
>2008年になり、定説となっていた約427光年という推定距離が大幅に改められ約642光年となった
アンドロメダ星雲も結構多すぎる誤差が修正されていたな。
13: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 03:45:49.27 ID:SRUsDA/H
>>10
ベテルギウスとの距離がごく最近まで言われていた値よりも215光年も遠かったというのは驚くべきことだ。
しかしベテルギウスは宇宙的規模からみるといわばご近所のようなものだが、
それでその誤差が34パーセントというのはそれはもはや誤差ではなく何か根本的な理論的欠陥から来た完全な間違いの範疇に入る。
ところがこの場合相手にしている距離は実に60億光年で、それで誤差が1パーセントというのはその精度がいかに正確であるかを示している。
30: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 09:33:35.67 ID:SAT4uXVV
>>13
単なる誤差だよ
ベテルギウスまでの距離は年周視差を測定することで「実測」することができるが、年周視差による距離測定は
単なる三角測量だからそこに理論的欠陥とやらが入り込む余地などない
単に視差が小さすぎて今までの技術ではそれを正確に測ることができないってだけの話
年周視差 - Wikipedia
地球の公転運動による視差のために天体の天球上の位置が公転周期と同じ周期で変化して見える現象のことである。
年周視差による天体の見かけ上の運動は天球上の天体の黄緯によって異なる。黄緯±90度(黄道極)付近においては円運動をするように見える。黄緯が小さくなるにつれて黄緯方向を長軸とする楕円運動になり、黄緯0度(黄道上)では直線上を往復する運動となる。年周視差の大きさは楕円運動の長軸の長さの半分の角距離で表す。
年周視差の大きさは地球からの天体の距離に反比例して小さくなる。そのため年周視差が測定できれば、地球からその天体までの距離を知ることができる。地球からの天体の距離が3.26光年にある時、年周視差はちょうど1秒となる。天体の距離を表す単位であるパーセク (parsec) はこれに由来する。
5: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 01:52:52.83 ID:ubOsTUsT
>近傍(現代)から遠方(昔)までおよそ120万個の銀河の位置を測定し、その密度分布から波紋の大きさ(みかけの角度)を観測すると、銀河までの正確な距離がわかる。
なるほど、分からんw
9: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 03:07:53.47 ID:pUs2SYcA
誤差の精度が一桁以上あがったのかすげーな。
11: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 03:40:45.42 ID:R3yzoRNo
この精度で世界の始まりがどこだったのか特定できるのかな
12: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 03:41:53.87 ID:1YPJdQg8
宇宙の立体地図とかあるやん。あれって距離に応じて情報古いよね。
それを補正した「現在の宇宙地図」なんてのは作られてないの?
それとも、スケールが変化するだけなので面白みないの?
宇宙の端まで含めたマップは点になっちゃうから意味ないとか?
14: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 04:02:32.20 ID:idJevNwx
おじちゃんたちこれ誰が得するん?
15: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 04:11:43.16 ID:O5w7XAS/
>>14
その謎のエネルギーを人類が利用出来るかも知れない
16: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 04:25:35.64 ID:T5dEzrkD
>>14
> おじちゃんたちこれ誰が得するん?
おじちゃんではないが、釣りにレスしてあげよう
この人が趣味でやってたことが今役立ってるので、
多分500年後位後の人たちが得すると思うよ

アントワーヌ・ラヴォアジエ - Wikipedia
フランス王国パリ出身の化学者、貴族。質量保存の法則を発見、酸素の命名、フロギストン説を打破したことから「近代化学の父」と称される。
21: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 06:50:04.38 ID:+jdPqKTp
>>16
おじいちゃん、ありがとう♪
19: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 06:45:01.34 ID:xvv/uS3q
宇宙物理なのに音響振動とはこれいかに
25: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 08:00:21.98 ID:htMPWifz
誰もほかに確認方法をもっていないから、誤差1%と言っても、
それが本当か嘘かもわからない。
27: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 08:48:21.26 ID:nnxSOF4p
見えるもの(物質)がすべてだと思っていたら、たった4%らしい
とかいう世界だからなw
29: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 09:30:44.24 ID:oQrxXGWR
>現在の宇宙の姿や大規模構造を説明する宇宙モデルは、さらに裏付けを得て強固になっている。
いつの間に?
34: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 10:24:52.78 ID:H/RyelGH
そもそも距離によって計る方法が違うので、この方法とベテルギウスの例の誤差を比較して、
どちらがどうというのはあまり意味が無い
wikipediaで「宇宙の距離梯子」を見るといい
ベテルギウスについては視差を用いているが、観測手段が違う
・427光年 : 衛星ヒッパルコス(93年運用終了)
・642光年 : VLA(電波望遠鏡のアレイ;映画コンタクトで出てきたあのパラボラ群だ) 2008年
ちなみにどちらも誤差は20%くらい

宇宙の距離梯子 - Wikipedia
宇宙に存在する天体の、地球からの距離の測定方法の総称である。地球から遠方にある天体の距離を直接測る方法は複数提案されているが、それぞれには限界があったり、または期待される値の精度が距離によって制約されるなどの問題があり、使い分けを余儀なくされている。そのため、天体の距離判定は天文学における難問のひとつとなっている。
現状では広大な宇宙にあるすべての天体距離を測る統一的方法が存在しないため、ひとつの方法で近い天体の距離を測定し、それを基準に別な方法でさらに遠方の天体距離を求め、これを繰り返さざるを得ない。この過程が、高低差がある地面に梯子を架けながら徐々にステップを踏み進んでいく様に似ていることから、距離梯子という名で呼ばれている。
35: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 10:34:39.77 ID:90MudbJ+
どうして20%も誤差がある測定法で3桁も数字を出してドヤ顔していられるの?
天文学っていい加減だな
37: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 10:49:02.13 ID:H/RyelGH
>>35
学者がちゃんと197プラマイ45パーセクと発表しても、
マスコミや素人がドヤ顔で誤差の部分を省略しちゃうから
41: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 11:57:05.53 ID:XFi017VW
この波紋とやらの規則性が、実は合わせ鏡みたいなことになってるってことはないの?
つまり、何億光年前の天体を観測していたつもりが、実は何億年前の自分だったとか
48: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 15:03:13.36 ID:w7FnkBhR
>>41
たしか同じパターンが出てこないかも確認されてて
周期性は無い(=自分の背中を見ているわけではない)という結論だったと思う
43: 名無しのひみつ 2014/01/11(土) 13:41:17.97 ID:rhvSYj6P
どんなに観測精度が上がっても
僕とあの子の間の距離は
いっこうに縮まらない
55: 名無しのひみつ 2014/01/13(月) 20:40:39.60 ID:nPxiinTT
1%ってどんくらい?
56: 名無しのひみつ 2014/01/13(月) 21:10:56.55 ID:ocu7a8nx
そら±0.5%じゃないの?
実際に60億光年の距離にあるとすれば59億7000万光年から60億3000万光年の間にある、とまでは分かるんだろう
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