かみのけ座 - Wikipedia
古代からある星座のため神話が残っているが、かみのけ座の神話は半分は史実に基づく。
この星座の成立に当たっては魅力的な伝説がある。史実に基づくはっきりした由来を持つ星座は、この星座とたて座のみである。古代エジプトの王で、アレクサンドリアを文化中心都市にしたプトレマイオス3世とその妻で王妃のベレニケ2世が主な登場人物である。
プトレマイオス3世は自分の姉妹を殺したセレウコス朝シリアを紀元前243年ごろ攻めた。ベレニケは、夫が無事に戻ったならば、美しく、かつ美しいゆえに有名であった自分の髪を女神アプロディーテーに捧げると誓った。夫が戻ると、王妃は髪を切り、女神の神殿に供えた。
翌朝までに髪の毛は消えていた。王と王妃は大変に怒り、神官たちは死刑を覚悟した。このとき、宮廷天文学者・サモスのコノンは、神は王妃の行いが大変に気に入り、かつ、髪が美しいので大変に喜び、空に上げて星座にした、と王と王妃に告げ、しし座の尾の部分を指し示した。そしてその場所はこれ以後ベレニケのかみのけ座と呼ばれることになった。コノンのこのとっさの知恵により、神官たちの命は救われた。
こいぬ座 - Wikipedia
由来と歴史
おおいぬ座の直前に上ってくるため、プロキオン(ギリシャ語で「犬の前」の意味)はその名で呼ばれたが、星座であるとは認識されなかった。狩人でもあった勇者オリオン(オリオン座)の2番目の猟犬として、古代ローマ時代に星座として認識されるようになった(1番目の猟犬はおおいぬ座)。
神話
ヒュギーヌスが伝えるアッティカ地方に伝わる神話では、ディオニューソスからブドウとワインの製法を教わったイーカリオスの飼い犬マイラであるとされる。この神話においては、非業の死を遂げたヒュギーヌスと娘のエーリゴネー、飼い犬のマイラを悼んだゼウスが、それぞれうしかい座、おとめ座、こいぬ座として天に上げた、と伝えている。
テーバイ王カドモスの孫アクタイオンが、狩りの途中で女神アルテミスの水浴びを見てしまい、怒ったアルテミスはアクタイオンを鹿に変えた。鹿になったアクタイオンは猟犬に襲われて噛み殺されてしまう。この猟犬が空に昇りこいぬ座となった。伝わっているギリシア神話ではこうなっているが、前段で紹介したとおり、おおいぬ座が昇る直前に昇る星座であることから、自然発生的にこう呼ばれるようになったのではないかという説もある。
テーブルさん座 - Wikipedia
南天の星座の1つ。現在、天の南極にあるはちぶんぎ座の次に南にある星座である。
北半球からは基本的に見ることができない。ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ によって18世紀に設定された。命名の由来は、南アフリカ・ケープタウンのテーブル山とされる。ここでラカーユは初期の重要な観測を行った。
この星座には、大マゼラン銀河(LMC)がある(大マゼラン銀河は2つの星座の境界線上にあり、残りの大部分はかじき座にある)。
おおいぬ座 - Wikipedia
ごくごく初期、この星座はライラプス(アクタイオーンの猟犬)を表した。また、ときどき月の女神ディアーナの女猟師プロクリスや、曙の女神アウロラからアテナイの猟師ケパロス(Cephalus)に与えられたものと考えられた。非常に速く走る犬だったのでこれに感心した大神ゼウスによって天に上げられたという神話も有名である。
最も一般的には、おおいぬ座(あるいは、シリウスのみ)はオーリーオーンの猟犬という見方である。アラトス、ホメロス、ヘシオドスによれば、オーリーオーンがこの犬を連れてウサギ(うさぎ座)を追いかけているところという見方がされる。あるいは、オーリーオーンの相手は雄牛(おうし座)と見られることもある。ギリシア人にとっては犬は1匹だが、ローマ時代はこいぬ座をオーリーオーンの第2の犬と呼んだ。
また、ヘラクレスが捕らえた地獄の番犬ケルベロスであるとする説もある。
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