地球の17倍重い岩石惑星ケプラー10c
560光年彼方に、地球の17倍もの質量を持つ岩石惑星が見つかった。これほど重い岩石惑星の存在は従来考えられなかったことで、宇宙初期における惑星形成について考え直すきっかけともなる重要な発見だ。
りゅう座の方向560光年彼方に、地球17個分もの重さの岩石惑星ケプラー10cが見つかった。このスーパーアースならぬ「メガアース」は太陽に似た恒星ケプラー10を45日周期で回る天体で、2011年にNASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」の観測から発見されたものだ。
ケプラー10cほどの質量の惑星が岩石でできているというのは驚くべきことだった。理論上、これほど重い天体では重力で水素ガスが大量に集まり、木星のような巨大ガス惑星になると考えられてきたからだ。もしこの惑星に大気があれば、重力で留められて失われることなく、形成された時のままの状態と考えられる。
(※全文はソースにて)
ケプラー10 - Wikipedia
地球からはりゅう座の方角に観測される恒星で、太陽系から560光年離れている。年齢は約119億年と推定されている。惑星を2つ持つことが確認されており(ケプラー10b・ケプラー10c)、特にケプラー10bは太陽系外で見つかった地球と似た大きさの岩石型の惑星としてはこれが初めてだったことから注目されている。
ケプラー10b - Wikipedia
この惑星はケプラーが最初に発見した岩石惑星である。本惑星は2009年4月から2010年1月初頭までの8ヶ月間に収集されたデータに基づいて発見された。ケプラー10bは地球の1.4倍の大きがある。ケプラー10bの公転周期は一日以下で恒星との距離は水星と太陽の距離の20分の1以下である。そのため表面温度はおよそ1600Kに達する。
意義
ケプラー10bの発見は地球と同様の岩石惑星を発見する可能性が増大したことを示した点において大きな意義を持つ。後に実際に地球とほぼ同サイズの惑星がケプラー20星系に発見された。
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宇宙にはまったく通用しないなー
もっとでかいのもいくらでもあるだろね